美しい島スリランカで生まれる、自然を纏う服

https://www.punchi.jp



大好きなスリランカ


Punchi Lamai(プンチラマイ)は、代表である藤原響子さんが20年前に訪れたスリランカの美しい島の自然や人々の暮らしに心惹かれたことがきっかけで、2009年にスタートしました。当初より子育て中の女性のための仕事づくりを模索し始まりました。2012年には念願であった「自分たちが生み出したものを販売する場所」として、大阪でフェアトレードショップをオープンします。2014年にはスリランカ北西部の町で縫製チームをつくり、植物染めの染色工房と合わせて技術指導をスタート。2018年からは工房見学やスリランカ各地を訪問する日本からのオリジナルツアーを行い、工房のスタッフ達との交流と共にスリランカの国の魅力を伝えています。

Punchi Lamaiは、スリランカを愛する藤原さんとその仲間たちによって、スリランカの魅力を1枚の服を通して伝えています。


アーユルヴェーダの草木染め


インドからスリランカに伝わり根付いた、伝統医学アーユルヴェーダ。そのアーユルヴェーダで使う木の実、根や皮などの植物で生地を染めています。Punchi Lamaiはそれを「AYUR COLOR(アーユルカラー)」と名付けました。「スリランカの自然を生かした素材を使いたい」と思っていたなかで、アーユルヴェーダで使われている植物で染色をすることはスリランカの持つ豊かなエネルギーをお洋服に込められると思い始まりました。

材料の仕入れ先は、主にアーユルヴェーダの薬局。それらを煮出した染液でオーガニックコットンやリネン素材の布を1枚1枚手染めします。2人の職人の手で1日に染められる量は2枚だけ。色をじっくりと抽出し、時間をかけて染めます。染め具合によっては繰り返し染めるため、たくさんの量を染めることはできません。2017年からは技術指導のみならず工房の運営も引き継ぎ、自社の染色工房として軌道にのせるため技術の成長を目指しています。職人たちは、美しい色を生みだすための細やかな工程にじっくりと取り組む毎日です。



愛情深い手が生み出す服


Punchi Lamaiの縫製工房の朝はお祈りの時間から始まります。仏教徒が多いスリランカでは、仕事を始める前にお清めやお祈り、仕事ができることへの喜びと仕事道具への感謝を祈ることから1日の仕事が始まります。縫製工房では、5人の女性たちが働いています。日本で企画、デザインされ、厳選されたオーガニックコットンやリネンの素材を染色工房で染めた後、縫製に進みます。

パーツごとの分業ではなく、1人で1着すべてを仕上げます。服を仕上げる工程を分担するのではなく、あえて1人で最後まで仕上げることは、1人の作り手が着る人のことを思い考えながら1枚の服を生み出せる喜びが感じられ、職人の育成にもつながっています。


工房の女性たちは、同世代や子育て中の母親がほとんどで、笑いの絶えない仲間同士。子育てや家事、そして仕事との両立を大切にしています。けれど、品質は日本の基準に合わせ厳しい目を育てています。品質は徹底しているけれど、女性たちのライフサイクルに合わせたスケジュールを任せることで自主的な責任感も生まれ育まれてきました。


笑いの絶えない工房で働く女性たちが生み出す服は、どの服も温かみがあり輝いています。


オリジナルレーベル「Lailha(ライラ)」の誕生


プロジェクトとして始まったPunchi Lamaiは、2019年に初となるオリジナルレーベル「Lailha(ライラ)」を立ち上げました。「いつも、あなたを包む」をコンセプトに、大人の女性をターゲットに幅ひろい年齢層に愛されています。スリランカの魅力、自然に包まれるようなAYUR COLOR、そして愛情深い女性たちの手によって生まれた服は、生地素材や産地にもこだわりがあります。一枚の服が種から始まりクローゼットへ届くまでの長い工程や職人たちの尊い仕事にもスポットを当てています。

AYUR COLORは自然染色であることから、日差しや洗濯により色は経年変化します。Lailhaの自然染色では、色の変化を楽しんだ後はもう一度スリランカで染め重ね、「育てる服」として長く着つづけていくこともプロセスに入れて作られています。さらに、ファクトリーブランドならではの利点は受注生産ができること。色だけではなく、丈の長さなどセミオーダーもできます。


着る人に寄り添う服作りこそ、長く着ていただける上でとても大切だと考えています。


最後に藤原さんはおっしゃいます。

「11年の間、現地の女性たちと取り組む中で、様々な失敗や困難、苦い想いもありました。工房の移設やチームの再編成を余儀なくされた挫折もへて、新リーダーの育成を試みつつ再スタートしてから3年の歳月が経過した現在、チームとしての力や技術も少しずつ向上してきました。プロジェクトという枠組みから新たな段階へ進むことを目指してオリジナルレーベル立ち上げへとつながっています。

Punchi LamaiそしてLailhaは、お客さまからじっくりと選ばれ、長く愛される服であることを望んでいます。少量生産だからこそ、1枚の服が生まれるまでの背景や想いも伝えることができます。」

お話をお聞かせくださいました

 藤原響子さん(Punchi Lamai代表) 

 久保友里歌さん(Punchi Lamai店長)

ありがとうございました。これからも応援させていただきます。


<製造・販売元・店舗>

Punchi Lamai

〒631-0004 奈良県奈良市登美ヶ丘3-2-11

Tel 0742-94-3992

Web https://www.punchi.jp

取材記事:加古麻理江(FTNN)

動画制作:松井陽介(FTNN)