サスティナブルスペシャルティーコーヒー・チョコレート

http://fairbeanscoffee.net



3つの持続可能なコンセプトを追及したスペシャリティコーヒー


名古屋で「フェアビーンズコーヒー」の輸入・焙煎・卸業務、フェアトレードのコンセプトを持つ各種食材の卸販売を行うのはFAIRBEANS/(有)フェアトレーディングです。自社で製造をしている「フェアビーンズコーヒー」は、フェアトレード・オーガニック・シェイドグロウンの3つの持続可能=サスティナブルなコンセプトを追及したスペシャリティコーヒー。世界各国の小規模農家が作る良質なコーヒー豆を自社で焙煎し、品質にこだわったオーガニック食品店舗、生協、宅配サービスに届けています。その他、フェアトレードチョコレ-ト&ココアも輸入・販売、商品の開発を行い、コーヒーだけではなく様々なフェアトレード・オーガニック食品を扱う卸業者です。


通関士からできること


FAIRBEANSは、「消費者の手の届くところにオルタナティブな選択肢をお届けしていく」をコンセプトに、2002年に開業しました。創業者である林口宏さんは、大学を卒業後、通関士として勤務。働きながらも「なにかのため、誰かのために働きたい」という思いを持ち、偶然フェアトレードについて知ります。自分の職業にも関わる貿易を通してできること、フェアトレードとの出会いがきっかけとなり、アメリカ・トランスファUSA(フェアトレード認証団体/現:フェアトレードUSA)で1年インターンを経験。その後、コーヒー生産と途上国のコミュニティレベルにおけるフェアトレードを調査するため、単身中米へ渡ります。コスタリカ・ニカラグア・ホンジュラス・グアテマラのフェアトレードコーヒー協働組合を通じて、約半年間コーヒー生産者と生活を共にしました。多くの生産者の声を聴き、フェアトレードコーヒーが生産者へ適正な額が確実に渡り、生活が改善されていることを実感しました。中米での経験や学びを活かし、消費活動の現状を変えるために何が必要であるのか、そのために何をしなければいけないかを考え、より多くの消費者の手にオルタナティブな選択肢を提供していくことを決意。帰国後、6ヶ月の準備期間を経てFAIRBEANS /(有)フェアトレーディングを設立をします。


自然環境と生産者を守る農法


フェアビーンズコーヒーは、オーガニック・フェアトレード・シェイドグロウン(日陰栽培)の持続可能なコンセプトに基づいた、生産者と自然環境に負荷をかけることなく生み出された「サステイナブルスペシャルティコーヒー」です。大量生産の単一栽培ではなく、複合栽培で行われる伝統的な農法は、豊かな自然環境を保全し、野生生物に住処を提供しています。植物や多くの木々は、病気や害虫が広がるのを自然のバリアーのように防いでくれます。また、森から得られたバナナやオレンジなどの果物、アボガドやプラタナス、豆類などの食料を提供することや、市場で販売して副収入を得ることによって、家計を支えることにも繋がります。途上国の多くのコーヒー生産地では薪が生活必需品になっていますが、それもコーヒーの森から手に入れることができます。森と共に歩んでいく伝統的なコーヒー栽培は、単一栽培で行われてしまう森林の伐採を食い止める大きな存在です。フェアトレードは、途上国における多くの農業従事者が経済的自立を達成するための大きな手段の一つであると同時に、現在私たちの見えないところで、急速に進んでいる森林破壊や環境汚染を食い止める防波堤の一つとなっています。



ペルーから届く良質なチョコレートとココア


コーヒー以外にも、良質なカカオ豆を生産するペルー産チョコレ-トとオーガニック素材を使用したオリジナルチョコレートも輸入・販売しています。カカオ豆を途上国で生産し加工は先進国で行うことが多いなか、ペルー国内でチョコレートの加工まで行い輸入。そのチョコレートを使用し、オーガニック原料と合わせたオリジナルのチョコレートも開発・販売を行っています。ペルーでは、一時期カカオ豆の価格が下落したことで、経済的な理由により違法なコカ生産をする農家が増えました。ですが、カカオ豆を作る生産者組合のCACVRA(カクブラ)協同組合は2004年に始まった国連コカ栽培からカカオ栽培への転換プロジェクトに参加し、コカ栽培からカカオ栽培へ転換することができました。不安なコカ栽培から、フェアトレードで作るカカオ栽培へ戻ることにより、小規模生産者の自立と安定につながっています。2009年7月には、第3回ペルーカカオコンクールで、出品された54のカカオの中から見事1位に選ばれるほど、良質なカカオ豆を生産しています。


身近なところでフェアトレードに出会える場


卸業務だけではなく、フェアトレードを身近に感じオルタナティブな選択できる場として店舗の運営も行ってきました。2009年に新設されたJICA中部センター・なごや地球ひろば1階買物ゾーンに直営店を運営。その他、景観重要建造物である「文化のみち橦木館」にてカフェ運営、名古屋市内に直営店舗運営を経験し、フェアトレードを発信する場も行ってきました。フェアトレードの理念を共有できる場所、フェアトレード活動全般に関わりたい人たちと接点を持ちながら、多くの市民、消費者に情報を発信し、フェアトレードという選択肢を提供することができること考え運営がされてきました。その活動は、卸業務でも広く展開し、生協、学生生協の売店、フェアトレード大学、自然食品店、カフェなど、全国にフェアトレードを届けています。

自社で製造されるフェアビーンズコーヒーを通して、フェアトレードを身近な選択肢の1つにできるよう幅広く展開してきたFAIRBEANS。コーヒー生産で起きている現状を伝えながら、フェアトレードコーヒーや食品の品質の高さも伝えてきました。今後も、名古屋を拠点に全国へフェアビーンズコーヒーやフェアトレード・オーガニック食品を伝え届け続けていきます。

お話をお聞かせくださいました

 林口宏さん(FAIRBEANS/(有)フェアトレーディング 代表取締役)

ありがとうございました。これからも応援させていただきます。

FAIRBEANS/(有)フェアトレーディング


オンラインショップ http://fairbeanscoffee.net/

Web http://fairbeanscoffee.net

取材記事:加古麻理江(FTNN)

動画制作:松井陽介(FTNN)